歴史って何の役に立つの?

 

 

 

 

私は小学生の時から歴史が嫌いでした。

 

昔のこと勉強して何になるの?米騒動?知って何になるの?(マイナーかもしれませんが何故か記憶に残っています)

 

 

こんなことを言うと歴史を好きな人からこう言われました。

 

「歴史はこれが起こってこれが起きたっていう関係が大事。それを知っていたら同じ過ちを繰り返さなくて済むでしょ」

 

とのこと。納得です。意義もありません。グーの音も出ないってやつです。

 

 

 

後で築いたのですが、これって輪廻ってやつですね。歴史は繰り返される。そう!歴史は繰り返される!

(大事なことなので二度言いました。)

 

東洋の思想は歴史とは巡り巡るもの。だから、記録に残して後世の人が同じ過ちをしないようにしようと考えたのです。

(漢文、古文は時代が細かく書かれてなく昔々とか○○時代みたいな書き方が多いのも東洋の思想から来ているのではないでしょうか。)

 

 

 

なるほど。少し納得はしましたが、感覚的にはまだ…

なにせ、歴史が嫌いだった理由が○○年 ○○の乱、○○年 ○○事件、みたいなのを暗記させられたことなのですから。

 

 

こんな愚痴を言うと歴史好きな人も黙ります。人によってはうな重にかける山椒ぐらいピリッとする人もいます。気を付けてください。(鰻美味しいですよね。)

 

 

そんな私でもついに感覚的に納得ができました!それは大学生のときです。

大学の数学の教科書を目で追って読んでいた時にこう思ったのです。

 

なんでこんなに式展開が早いんですか?

書いた人頭良すぎなんですか?

出版社ページ数制限しすぎなんじゃないんですか???

 

 

あ”ぁ!!??

 

 

 

まてよ…

 

 

 

これと歴史似てるんじゃね?

 

 

 

どういうことかというと、西洋の歴史とは真理(絶対に変わらない何か)まで至る道のことを示しているものなので数学の求めたいもの=真理とすると、式展開=歴史になります。

 

求めたいものまでの式展開が飛び飛びでは傍から見たら意味不明ですよね。

 

歴史を記した人はそのことを重々知っていて細かく細かく式展開を書き残してくれたのです。

 

 

まとめると歴史とは数学でいう式展開と同じだった!!

 

つまり、何の役に立つかではなく、人々が真理へたどり着いたときにその道を忘れないようにするものだったのです。

 

ただし、現在の哲学では真理など無いとされています。

 

ん??ってことは歴史って意味なくね?

 

 最後まで読んでくれてありがとうございました。

 

参照書籍:史上最強の哲学入門 飲茶

史上最強の哲学入門 (河出文庫)

史上最強の哲学入門 (河出文庫)